【原文】
静かに造化の跡を観るに、皆其の事無き所に行なわる。


【訳文】
心静かにして天地万物の創造化育の跡をながめてみると、総て少しも無理のない自然なやり方でなされている。


【所感】
無理をすれば必ずその弊害が生じるということです。


昨日も記載しましたとおり、過去の成功者や聖人君子と呼ばれる人たちは皆、万物は総べて自然の法則に則って運行しているということを信じています。


自分の眼の前に起った事象の中にある自然の法則を読み解き、その法則とけんかすることなく、法則に自分自身を合せていく。


人生を楽しむ要諦はここにありと言えそうです。