【原文】
昨の非を悔ゆる者は之れ有り、今の過を改むる者は鮮(すく)なし。
【訳文】
過去になした誤りを後悔する者はあるけれど、現在の過失を改めようとする者は
極めて少ない。
極めて少ない。
【所感】
過去の失敗には気づくことができても、今現在の状態を正確に把握して
臨機応変な対応をする人は少ないものだ、と一斎先生は言います。
臨機応変な対応をする人は少ないものだ、と一斎先生は言います。
過去と他人は変えられない。
変えられない過去について憂いているばかりで、変えることができる現在の過ちを
看過してしまうことは残念なことですね。
看過してしまうことは残念なことですね。
ところが他人のことは客観的に観察できても、自分のこととなると
途端に盲目的になってしまうのが人間です。
途端に盲目的になってしまうのが人間です。
いまここ、こそが大切です。
さて、ではいまを正しく生きるには、どうしたら良いのでしょうか。
それには、常に義を利に優先させる意識(=先義後利)を持つことだ。
小生はそう信じてボチボチやっております。。。