【原文】
著書は只だ自ら怡悦(いえつ)するを要し、初めより人に示すの念有るを要せず。


【訳文】
書物を著述することは、ただ自分自身が悦びを感ずればよいので、最初から人に示すような心持をいだく必要はない。


【所感】
書物を著述するのは、ただ自ら悦び楽しむめば良いのであって、人に誇示するという思いを抱いてはいけない。


もちろん小生は本を書いたことはありませんが、思うにこれはとても難しいことなのではないでしょうか?


本を書く目的はいろいろとあるでしょうが、ただ自分の喜びとすることを目的に本を書いている人がどれだけあるでしょうか?


本を書く以上は、著者は出来る限り多くの人に読んでもらいたいと思って書くはずです。


時代背景の違いであると片付けて良いのでしょうか?


さて、考えてみると小生が毎日書いているこのブログも、目的をどこに置くかを明確にしておかねばなりません。


もちろん多くの方に読んでもらいたいという思いは強いのですが、最大の目的は、3年間毎日続けることによる自己修養です。


そういう意味では、反応の有る無しに一喜一憂すのではなく、毎日書き続けられることを喜びとしなければなりません。


あらためて軸を正していただけるお言葉です。