【原文】
形は方を以て止まり、勢は円を以て動く。城陣・行営、其の理は一なり。


【訳文】
形は四角にして置き、動く時には円滑にする。城郭や陣営などは同じ道理で変りはない。


【所感】
形は四角に正しく整え、勢いをもって動くときは円形になって動く。城や陣屋、行軍・兵営などの道理はこれと同じである、と一斎先生は言います。


この章はどのように理解すればよいのでしょうか?


小生は以下のように理解してみました。


何事も型(ただしい形)を覚えなければならないが、いざ実戦となれば柔軟に対応しなければ成功は覚束ない。


守・破・離でいうところの、守にあたるのが「方」で、破・離にあたるのが「円」ということになるでしょうか。


あるいは、もっとシンプルに、


厳しさの中にも優しさを持て


という教えでしょうか?


いずれにしてもここ数日の教えは、バランスの大切さ、一方に偏らないことの重要さを言葉や事例を変えて教えてくれているようです。


孔子も、


過ぎたるは猶及ばざるが如し


つまりやり過ぎも慎重過ぎもイカンよ、と仰っています。


年齢と共に学びを修め、中庸の人を目指さねばなりません。