J医療器械でもインフルエンザが大流行のようです。

「もしもし、おお石崎か、何、お前もか! 予防接種は受けていたんだよな。それじゃあ仕方がないな。今週一杯は出社停止だ、お大事に。どうせすぐに熱は下がるから、元気になったら本を読めよ!」

「ザキもインフルですか? やばいな、昨日ずっとあいつと一緒だったんです」
同期の善久君が驚いています。

「お前も予防接種は受けているんだよな?」

「はい。でも、ザキも受けていましたし・・・」

「俺たちは職業柄、どうしても開業医さんの待合いで待たされることも多いからな。あれだけ周りでゲホゲホされたら、いくら予防しても防ぎきれないのはやむを得ないか」

「なんだか、昔の神坂さんと違いますね」
大累課長が突っ込みを入れています。

「昔なら、『気合が足りないからインフルエンザに罹るんだ、とか理不尽なことを吠えてましたよね」

「大累、人は日々成長しているんだ。いつまでも昔話ばかりしていると、常田富士夫って呼ぶぞ」

「そんな人、今の若い奴は誰も知りませんよ」

「うるさいな! おい、善久。あいつの好物はなんだ?」

「え、自宅に行くのですか?」

「マスクをして完全防備で行けば大丈夫だろう。仕方ない、今日は飲みに行くのをやめて、りんごかいちごでも買って持って行くか。ついでに本も読ませてやろう」

「課長、優しいですね」

「情けは他人のためならずだからね。お互い、思いやりの心で助け合うのがチームってもんだろう」

「さすがです」

「おい、善久」
大累課長が善久君をこっそり呼び寄せました。

「カミサマはな、一昨年にインフルに2回罹ったんだよ。AとBにな。それまでは、『インフルエンザに罹る奴はひ弱な奴だって豪語してたけどな」

「そうだったんですか! でも、果物を持っていくなんて、やっぱり優しいですよ。大累課長も雑賀さんのお見舞いに行ったほうがいいですよ!」

「はい、そうします!」


ひとりごと
 
みなさんの周囲ではインフルエンザは猛威を奮っていませんか?

小生の周囲では、長男が罹患し、勤務先でもすでに5名以上が罹患しています。

最近のインフルエンザは予防接種をしても、効果がないのでしょうか?

こういうときこそ、助け合い、恕の精神が大切になりますね。


原文】
満腔子これ惻隠の心なるを知れば、則ち満世界都(すべ)て惻隠の心たるを知る。宇宙間は只これ一実にして、更に虧欠(きけつ)なし。〔『言志後録』第51章〕

【意訳】
身体全体が孟子の言う惻隠の心、すなわち思いやりの心で満たされているということを知れば、世界全体が思いやりの心で満ちていることがわかる。宇宙の間にもこの惻隠の心が全面的に充実しており、欠けてしまって不完全であるということはない

【ビジネス的解釈】
世の中は思いやりの心で満ちていると考えよ。まずは自らが思いやりの心で人に接すれば、必ず思いやりの心が広がっていくものだ。


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