今日のことば

【原文】
寛事を処するには捷做(しょうさ)を要す。然らずんば稽緩(けいかん)に失せん。急事を処するには徐做(じょさ)を要す。然らずんば躁遽(そうきょ)に失せん。〔『言志耋録』第115条〕

【意訳】
ゆっくり処理してよい事は、迅速に対処する必要がある。そうでなければ、結局いつまで経っても処理されないであろう。また、急いで処理すべき事は、ゆっくり行なう必要がある。そうでなければ、ばたばたと慌て過ぎてしまい失敗をしてしまうであろう

【一日一斎物語的解釈】
余裕のある仕事ほど、早めに処理してしまう方がよい。逆に、急ぎの仕事はゆっくりと処理することを心がけた方が良い結果につながりやすい。


今日のストーリー

仲良し同期3人トリオの石崎君、善久君、願海君が石崎君のマンションで飲み会をしているようです。

善久「ザキ、もうプレゼン大会の資料を作り始めた?」

石崎「まだに決まってるだろ。まだ2か月も先だぜ」

「だよね。ガンちゃんもまだだよね?」

願海「僕はもう始めたよ。いろいろと資料を集めたり、本を読んだりしている」

「マジで?! 早すぎない?」

「仕事を始めるのに、早過ぎるということはないんじゃないかなぁ?」

「仕事って言ったって、定例の社内行事じゃないか」

「それも立派な仕事だと思うよ。まだ先だなんて考えていると、いつの間にか他の仕事に邪魔されて、十分な時間が取れなくなる気がするんだ」

「やっぱりそうだよね。もっと早くガンちゃんに聞いておけばよかった」

「ゼンちゃん、他人のせいにするなよ。そういうのは自分で決めるものだよ」

「それはそうだね。しかし、ここでザキに正論を言われるとなんだか腹が立つな」

「でも、これでゼンちゃんも始めるとなると、さすがに焦るな」

「ははは。自分で決めるんじゃなかったの?」

「うっ、痛いところを突いてきたな。(笑)」

「たしかに、ある程度仕上げておけば、あとはゆっくり手直しができるもんね」

「うん、余裕がある仕事ほど、早めに手を付けておくのが僕のやり方だよ。逆に急ぎの仕事の方が期限ギリギリの時間までなるべく時間を掛けることにしているんだ」

「ウチの課にそういう人いないもんな。カミサマを筆頭に、みんな行き当たりばったりな気がする」

「そんなことはないよ。山田さんなんかは結構準備に時間を掛けているんじゃないかな?」

「それが、意外とのんびり派なんだよね、あの人も」

「ザキ、さっき俺に他人のせいにするなって言った癖に、同じこと言ってない?」

「ぐっ、またも痛いところを突かれたな」

「よし、俺も今週中にテーマを決めることにする!」

「マジかよ? じゃあ、二人がそうするなら、俺もそうする」

「自分で決めるんじゃなかったっけ?」

「ゼンちゃんの意地悪!!」


ひとりごと

小生も余裕をもって仕事をするのが苦手です。

先の仕事はつい後回しにして、直前になって慌てて処理することもままあります。

一斎先生の言うとおり、余裕のある仕事こそ早く手を付け、急ぎの仕事こそ時間を掛けるという意識が大切ですね。

そういいながら、このブログも何日分か書き溜めておこうと思いつつ、いつも当日に慌てて書くことが多いのが実情です・・・。


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