今日のことば

【原文】
世に処する法は、宜しく体に可なる温湯の如く然るべし。濁水・熱湯は不可なり。過清・冷水も亦不可なり。〔『言志耋録』第126条〕

【意訳】
世の中を渡るのに最適な生き方は、身体に適温の湯のようであるべきだ。濁った水や熱湯は宜しくないし、きれい過ぎる水や冷水のようでも良くない

【一日一斎物語的解釈】
なにごとも行き過ぎは宜しくない。過ぎたるは猶ほ及ばざるが如しである。


今日のストーリー

今日の神坂課長は、総務課の大竹課長と夕食を共にしているようです。

「神坂君とこうして飲むのも久しぶりだねぇ」

「まだ、COVID19が過ぎ去った訳ではないですが、そろそろ我慢の限界ってやつですかね?」

「この4連休も、上高地なんかは凄い人だったらしいね」

「ニュースで見ました。これはダメだろう、っていうくらい密でしたね。(笑)」

「やっぱり、人間は適度に外にでて日光を浴びないとダメなんだろうな。それと外で飲む酒もまた大事なわけさ!」

「本当はバカ騒ぎしたいですけど、それはちょっと控えつつも、やっぱりくだらない話を肴に酒を飲むのが最高のストレス発散ですよね?」

「100%同意だな!」

「とはいえ、飲み過ぎには注意です!」

「そう、何事も適度が一番。外出も適度に、酒の量も適量に」

「結局、適度を弁えて生きるのが、一番楽な生き方なのかも知れませんねぇ」

「そうだよ。最近は君も『論語』だとか難しい本を読んでいるようだけど、無理はダメだよ。所詮、大した頭があるわけじゃないんだから」

「失礼なジジイだな。後輩がせっかく変わろうとしているのに応援するどころか、否定するとは?」

「否定はしていないけどさ。ストイックに行き過ぎると反動がでるよ」

「水泳のS選手みたいに?」

「あー、また出たね。最近、不倫の報道が多いね。これも皆、無理したことの反動なのかな?」

「有名人はそういうことをすると目立ちますからね。これもまた目立たない程度に適度にやるのが一番なんですよ」

「あれ? 神坂君ももしかして・・・」

「まさか! 例えばの話ですよ!!」

「ちさとママとか?」

「あー、相手がちさとママなら喜んで!」

「こらっ!!」


ひとりごと

人生を渡るにはぬるま湯のように適温が一番だと一斎先生は言います。

しかし、行ているとついつい背伸びをしたり、無理にあがいたりしてしまいがちです。

自分の分を弁え、適温で生きる生き方を意識しましょう!


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