今日のことば

【原文】
「薪を積むこと一の若くなるも、火は則ち其の燥に就く。地を平らかにすること一の若くなるも、水は則ち其の湿に就く」。栄辱の至るは理勢の自然なり。故に君子は其の招く所を慎む。〔『言志耋録』第128条〕

【意訳】
『荀子』勧学篇に「薪を施(し)くこと一の若くなるも、火は燥に就き、地を平らかにすること一の若くなるも、水は湿に就く。(薪を一様に積んで火をつけると、火は乾燥している方に燃え移って行き、地面を平らかに均して水を注ぐと、水は湿った方に流れて行く)」とある。栄誉と恥辱は自らの行ないによって自然に招くものである。だからこそ君子はその行動を慎むのだ

【一日一斎物語的解釈】
自分の行動が招く結果は、すべて自然の摂理に適ったものとなる。だからこそ、自らの行動を慎まねばならないのだ。

今日のストーリー

神坂課長が営業2課の売上進捗会議を開催しているようです。

「残念ながら、上期は売上計画、粗利計画共に未達成の見込みとなってしまった。まだ、一週間あるので、少しでも売り増しをお願いしたいが、必要以上に値引きをするようなことはしないでくれな」

本田「悔しいですね。まだまだ力が足りない証拠です。もっと精進しないといけませんね」

「そうだね。こういう結果が出るということは、我々に何か足りない点があったということだ」

石崎「でも、今年はコロナが出たので、仕方ないんじゃないですか?」

「もちろんCOVID19の影響は大きいよ。それでも、そういう状況下でも売り上げを落としていない企業もある。やはり、矢印は常に自分に向けるべきなんだよ」

「こんな特殊なケースが発生してもですか?」

「そうだ。我々の身の回りで発生する出来事というのは、結果だ。そして、その結果が生じるには、かならず原因がある。正しい行動をすれば、良い結果を得られるのが大自然の摂理なんだよ」

「そういうものなのですかね?」

「実際にはどうだかわからない」

「え?」

「でもな。俺はそう信じて自分の行動を改善する道を選びたい。COVID19のせいにしたところで、何も新しい行動は生まれないからな」

「なるほど」

山田「課長の言うとおりですよ。私たちの行動や考え方にまったく問題がなかったはずはないです。それなら、その問題点を見つけ出して、改善しましょう!」

「人生すべてが思い通りになるはずはない。だからこそ、どんな結果が出ようとも納得がいくように全力を尽くしたいじゃないか!」

「わかりました! 下期で一気に挽回して、年間計画をクリアしましょうよ。ゼンちゃん、梅ちゃん、俺たち若手トリオも、来期はしっかり結果を出そうぜ!」

善久「そうだね、ザキ。会社に貢献できるよう精進します!」

梅田「私も全力を尽くすことだけは忘れないようにします!」

「いいねぇ。来期が楽しみになってきたな。あ、でも、まだ今期も終わってないからね。(笑)」


ひとりごと

自分の行動の結果がいつも期待どおりになるとは限りません。

しかし、正しい考え方に基づいて行動すれば、大きく道を外れることはないでしょう。

結果に対して、常に責任を持つ覚悟で仕事をしましょう!!


business_sekinin