今日のことば

【原文】
事を処するに平心易気なれば、人自ら服し、纔(わず)かに気に動けば、便ち服せず。〔『言志後録』第187章〕

【意訳】
物事を処理する際に、心が平静でゆったりとしていれば、人は自ら従うものである。ところが感情に負けて動いてしまうと、人は従わなくなる

【一日一斎物語的解釈】
いつも穏やかな人の周りには自然と人が集まってくるが、すぐに感情的になる人からは人は遠ざかるものだ。


今日のストーリー


今日の神坂課長は、勉強会仲間と一緒にI県にやってきたようです。

目的は、フミさんこと松本元社長のセミナーハウスであるドリームハウス23で勉強会を開催し、夜は皆で宴会をやることにあるようです。

「ようやく来れました。ずっと楽しみにしていたんですよ」

「私も楽しみにしていたよ。十分なおもてなしをするから楽しみにしていてね」

「ありがとうございます!」

神坂課長を含めた10名が参加し、午後に集合して勉強会を開催し、いよいよ宴会の時間となったようです。

「さあ、どうぞこちらへ」

「うわぁー、何ですか、この豪勢なお料理は!!」

なんと松本さんと奥様、そして娘さん夫婦も手伝って、コース料理でおもてなしをしてくれるようです。

「お品書きまであるじゃないですか!!」

次から次へと地元の幸をふんだんに使ったお料理が運ばれてきて、参加者一同、満足を通り越して、恐縮しているようです。

「ゴッドを中心にこんな企画を立ててくれて、遠路はるばるここまで来てくれたことは、本当に嬉しいし、ありがたいんだよね」

「あれ、フミさん泣いてますか?」

「いや、昨日は今日のことを思うだけで涙が出て来たけど、今は酒のせいか涙が出ない(笑)」

一同大爆笑です。

「今日は、フミさんのドリームハウスを見せてもらいたくて、いろいろな場所から仲間が集まってきました。これはフミさんの人間力以外の何物でもないですね」

参加した皆さん、うなずいています。

「やっぱり、いつもおだやかな心をもった器のでっかい人のところには人が集まるんだなぁ。私ももっと自分を磨かないといけませんね」

「ノー・プロブレム! 瞬間湯沸かし器と言われた私がこうなれたんだ。ゴッドだってなれるよ!」

「なれますかねぇ? 私はすぐに感情的になってしまうからなぁ。こういう人間には人は寄り付かないんですよね」

大宴会の後は、松本さんの趣味のひとつ仏画を鑑賞させてもらい、参加者の皆さんは最寄りのホテルに戻りました。

「フミさんは、なんて凄い人なんだろう。また背中が遠くなった気がするけど、あの人を目標に俺も頑張ろう!!」

夜空に広がる満点の星を見ながら、神坂課長はひとりそう思ったようです。

ひとりごと

この物語はほぼ実話です。

実は昨日この大宴会が開催され、小生は今、ドリームハウスから最寄りのホテルの部屋で、日本海を眺めながらこのブログを書いています。

とても楽しくて、感動的な一日を味合わせて頂きました。

フミさん、ご家族の皆様、本当にありがとうございました!!

ご迷惑でなければ、またお邪魔させてください。


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