一日一斎物語 (ストーリーで味わう『言志四録』)

毎日一信 佐藤一斎先生の『言志四録』を一章ずつ取り上げて、一話完結の物語に仕立てています(第1066日目より)。 物語をお読みいただき、少しだけ立ち止まって考える時間をもっていただけたなら、それに勝る喜びはありません。

佐藤一斎

第2449日 「利己」 と 「障碍」 についての一考察

今日のことば

原文】
事を処するに理有りと雖も、一点の己を便ずる、挟みて其の内に在れば、則ち理に於いて即ち一点の障碍(しょうがい)を倣(な)して、理も亦暢びず。〔『言志録』第183条〕

【意訳】
物事を処理する際に道理が通っていたとしても、そこに自分への便益を求める心が少しでもあれば、せっかくの道理もさまたげられて、結局はうまくいかないものだ。

【一日一斎物語的解釈】
ビジネスを進める上でたとえ道理が通っていたとしても、少しでも利己心があるならば、その道理を覆い隠してしまい、結局はうまく進めることができないであろう。


今日のストーリー

今日の神坂課長は、大累課長と帰りがけに軽くやっているようです。

「神坂さん、今年の巨人は結局負け越しですか?」

「まさか、ここまで転落するとはな。これでクライマックス進出って、恥ずかしいから辞退して欲しいよ」

「でも、たしか以前にもロッテが3位からCSを勝ち抜いて日本一になりましたよね?」

「あれを日本一と呼べるのか? って話だよ。ソフトバンクだって、2位から日本一になってるしな。あんなのはインチキだぜ!」

「じゃあ、神坂さんはCSは巨人に負けて欲しいんですね?」

「負けて欲しいというより、ちょっとだけ意地悪して、最後は負けてやれ、って気分だな」

「3位の癖に上から目線ですね」

「何位だろうと、我がジャイアンツは球界の盟主なんだよ!!」

「それにしても、ここまで失速してるのに、原さん続投というのも驚きましたね」

「そうなんだよ。俺はてっきり阿部にバトンを渡すんだと思っていたからな」

「もう選手たちの心が原さんから離れているんじゃないですか?」

「俺もそう見ているんだよなぁ。きっかけは中田翔の獲得じゃないかと思っているんだ」

「へぇー、何故ですか?」

「あれ、表向きは日本ハムの栗山監督が原さんに『翔を頼みます』と言われて、原さんも『彼をこのまま終わらせてはいけないと思ったから獲得したという話になっているよな」

「えぇ、美談として語られていましたよね」

「俺も最初はそう信じていたんだけど、すぐに中田を使っただろ。俺はあの時に『あれ?』って思ったんだよな」

「中田が打線に加われば、得点力不足を解消できるという打算があったと?」

「そのとおり。少なくとも阿部2軍監督の下で、1ヶ月程度は鍛え直すだろうと思っていたんだけどな」

「たしかにあの辺から勝てなくなりましたね」

「選手の中に、ちょっとシラケたムードが蔓延したんじゃないかな」

「そんな感じの負けっぷりですよね」

「美談に見えたこの話の裏に、原さんの利己心があった。それを選手は見透かしてしまったんじゃないだろうか?」

「我々も気をつけないと、そういう利己心って、意外と簡単に見抜かれますよね」

「見てないようで見てるからな。特に、お前のとこの雑賀とか、ウチの石崎なんてあざといぞ!!」

「気をつけます! でも、中田選手には頑張ってほしいな」

「俺もキャラの立った面白い選手だと思うし、来年こそはしっかりと巨人の一員になって欲しいと願っているよ」


ひとりごと

うまく部下を騙せていると思っても、部下はちゃんと見ているものです。

人の上に立つ人は、利己心をなるべく抑え込んで、利他の心でビジネスをすべきです。

情けは人の為ならず、であって、利他の心こそが、己を利してくれるのですから!!


harakantoku

第2448日 「妄動」 と 「完熟」 についての一考察

今日のことば

原文】
処し難きの事に遇わば、妄動するこを得ざれ。須らく幾の至るを候(うかが)いて之に応ずべし。〔『言志録』第182条〕

【意訳】
解決することが容易でないことに対処するときは、考えもなく無暗に行動してはいけない。すべて機が熟するのを待って対策を打つべきである。

【一日一斎物語的解釈】
難題に対処する際は、心が定まらないうちに動かないことだ。すべてにおいて機が熟するタイミングを見計らって行動すべきである。


今日のストーリー

今日の神坂課長は、大学時代の友人、鶴田さんと久しぶりに食事を共にしているようです。

「実はな、神坂。俺は2年前に脱サラをする予定だったんだ」

「マジで? 何をするつもりだったんだ?」

「独立して、今の同僚と二人で小さな旅行代理店をやろうかと考えていたんだ」

「あぁ、その矢先に新型コロナウィルス感染症が一気に蔓延したのか?」

「そういうことだ」

「しかし、開業する前で良かったじゃないか」

「そうだな。今勤めている旅行代理店ですら、かなり厳しい状況に追い込まれているからな。この2年間、ボーナスはゼロだよ」

「それはキツイな」

「実は相棒となるはずだった同僚がかなりイケイケでな。俺の心が定まらないうちに、どんどん話が進んでしまっていたんだ」

「そんな状況で開業しなくて良かったじゃないか!」

「妻にも相談できていなくてな。かといってもう後には戻れないような状況に追い込まれてしまって......」

「それでどうしたんだ?」

「一番、尊敬して、信頼もしている上司に正直に打ち明けたんだ」

「なるほど、それで?」

「『心が定まらないうちに動くな。機が熟すタイミングを待って行動しろ!』と言われた。それで、決心がついて、相棒に断わりを入れた」

「相棒の反応は?」

「ブチ切れられたよ。そして、そいつはひとりで開業してしまった」

「開業したのか?! で、今は?」

「コロナのお陰でツアーも組めず、結局1年で廃業して、今は就職活動中らしい」

「そうか、気の毒なことをしたな」

「もっと早く結論を下していれば、あいつの開業も止められたかも知れないからな。しかし、上司が言ってくれたように、いつかは機が熟すと信じている。その時には、今度はこっちからそいつを誘うつもりだよ」

「受けてくれるかな?」

「わからない。でも、声はかけたい。一緒に描いた夢を夢のままで終わらせたくはないからな」

「そうか。じゃあ、俺は、お前たちが開業したら、最初の客になろう!」

「それはありがたい。『豪華客船で行く世界一周の船旅なんてどうだ?」

「いや、それはちょっと。ちなみに、それっておいくらぐらいのツアーなんだ?」

「2000万円くらいじゃないかな?」

「ゴメン、そっちはキャンセルして、バスでいく東海地方のグルメツアーに変更してくれないか?」


ひとりごと

心に迷いを抱いたまま取り組んでも、良い結果は生まれないでしょう。

夢は描きつつ、今目の前にある仕事に全力を尽くす。

すると、機が熟したかのように、次のステージが向こうの方から迎えにきてくれるのではないでしょうか?


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第2447日 「誘導」 と 「激励」 についての一考察

今日のことば

原文】
人情の気機は、一定を以て求む可からず。之を誘いて勧め、之を禁じて遏(とど)むるは順なり。之を導いて反って阻(そ)し、之を抑えて益(ますます)揚るは逆なり。是の故に賀馭(がぎょ)の道は、当に其の向背(こうはい)を察し、其の軽重を審(つまびらか)にし、勢いに因りて之を利導し、機に応じて之を激励し、其(それ)をして自ら其の然る所以を覚えざらしむべし。此を之得たりと為す。〔『言志録』第181条〕

【意訳】
人の心の機微は常に一定というわけではない。時には勧誘したり、時には禁止したりするのは順当な方法である。導くことでかえって阻害したり、抑えようとしてかえって盛んになることは逆の方法である。そういう意味で人を治める方法は、その時の趨勢を察し、その軽重をしっかりと見極めて、勢いに乗じて導き、機を見て励ましながら、本人自身はそれが人から誘導されたり、激励されたわけではなく、自分の意志でそうなったのだと思わせるのがよい。これを人を動かす方法を会得したというのである。

【一日一斎物語的解釈】
人を教え導くのに確実な方法などない。臨機応変にその時、その人に適したオーダーメードの指導が必要となる。人を動かすコツは、実際にはこちらが導いていながら、当の本人はそれに気づかず、自分の意思で行動したと思い込ませることである。


今日のストーリー

今日の神坂課長は、営業1課の清水さんに声をかけられたようです。

「話したいことって何だ? まさか会社を辞めるとか言い出すんじゃないだろうな?!」

「この年齢で拾ってくれるところなんてないぜ。それに俺の性格を知ってるだろう」

「たしかに、お前みたいなやっかいな奴の面倒を見るのはご免だな」

「ちっ、あんたにだけは言われたくないぜ(笑)」

「で、用件は?」

「いや、後輩を指導するのって、めちゃくちゃ難しいなと思ってさ」

「ははは、そいつは人の上に立つとまず最初にぶち当たる壁だな」

「そうなのか?」

「なぁ、清水。突然、お前のところに飛び込みの営業マンがやって来て、欲しくもない商品を一所懸命に説明されたらどう思う?」

「そりゃ、ウザイ野郎だなと思うだろうな」

「それだよ。後輩も同じことを思っているんじゃないか?」

「え?」

「欲しくもないアドバイスをされたり、聞きたくもない説教を聞かされたら誰だって嫌だろ?」

「なるほどな。じゃあ、どうすればアドバイスを聞いてくれるんだ?」

「理想的には、相手が聞きに来るのを待つことだろうな」

「しかし、部下や後輩が、必ず先輩や上司にアドバイスを求めて来るとは限らないだろう」

「その通り。だから、押したり引いたり、気づきを与えたり、時にはわざと見放したりしながら、アドバイスを聞きたいと思うように仕向けるんだよ」

「そうか。俺は聞きたくもないアドバイスをしていたのか。言われてみればそうだな。俺の目から見て気になる点があれば、何でも指摘してやろう。それで嫌われても構わないとは思っていた。だけど、そもそもアドバイス自体を真剣に聴いてもらえていなかったわけか」

「そうだと思うね。俺もその点では苦労したからな。いまでこそ、本田君は素直に俺の意見を聞いてくれるけど、以前は俺に対する不信感が相当強かったからなぁ」

「あんたも課長になるまでは、一匹狼みたいなところがあったもんな」

「お前に言われたくはないけどな(笑)」

「たしかにな(笑)」

「できれば、課題解決のヒントだけを与えて、自分で考えさせるんだ。実はそのヒントが重要な気づきを与えているんだが、当の本人は自分の意志で動いたと思っている。これが最高の教育スタイルだと思うんだ」

「そいつはカッコいいな。そう簡単ではないだろうけど、チャレンジしてみる価値はありそうだ。神坂さん、恩に着るよ!」

「清水、やり方はお前自身で考えんだ。お前流のやり方でな!」

去っていく清水さんの後姿を見ながら、神坂課長は心の中でエールを送ったようです。


ひとりごと

心の耳を閉じている部下に、一所懸命にアドバイスを与えたり、お説教をしたりしていませんか?

かく言う小生は、かつて心の目を閉じ、心の耳を塞いでいる後輩や部下に向かって、一所懸命に語りかけていたのでしょう。

常日頃からメンバーの長所や短所をしっかりと見極め、課題を明確にしておくことは重要です。

その上で、メンバーが心を開き質問をしてきた時、日ごろ感じていた短所に気づかせるように、的確なヒントを与える。

これが理想の教育ではないでしょうか?

もし、具体的にその方法を学びたいのであれば、ぜひ小生が主宰する潤身読書会にご参加ください。


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第2446日 「一物の是非」 と 「久遠の利害」 についての一考察

今日のことば

原文】
一物の是非を見て、大体の是非を問わず。一時の利害に拘りて、久遠の利害を察せず。政を為すに此の如きは国危し。〔『言志録』第180条〕

【意訳】
一つの善悪をとりあげて、全体を善悪を判断する。一時の損得に目がくらんで、長期的な利害を察することをしない。このような形で政治を行えば、国は存亡の危機に陥る。

【一日一斎物語的解釈】
一つの事例をとりあげて、全体を判断する。一つの商売の損得だけを見て、長期的な利害を察しない。このような形でビジネスを行えば、企業は長く繁栄できない。


今日のストーリー

今日の神坂課長は、営業2課の本田さんの相談を受けているようです。

「M社が撤退するので、ウチでその後のフォローをお願いしたいと言われたのですが、課長はどう思いますか?」

「なぜM社は撤退するんだ?」

「あそこは担当者1名で整形外科・消化器内科・泌尿器科を担当しているんですが、整形外科の緊急オペが多過ぎて対応しきれないんだと思います」

「利益もあまり取れないんだよね?」

「整形材料の償還価格は毎年下がっていますからね」

「ということは短期的に見るとメリットは少ないわけだな」

「はい。ただ、3年後に病院移転・拡張の噂もあります。まだ、確定ではないようですが、その際にお役に立つことができれば、見返りも大きいと思います」

「依頼してきたのは、事務長さん?」

「はい。どこのディーラーも受けてくれなくて困っているみたいです」

「本田君は対応できるのかい?」

「私一人では厳しいですが、梅田に協力してもらえれば、なんとかなると思っています」

「なるほどな。梅田にはそのことは話した?」

「はい。やりたいと言ってくれています」

「たしかに短期的な損得でみれば、この話は受けるべきではない依頼だろう。しかし、ウチも長くお付き合いさせて頂いている病院だ。もちろん3年後に移転があれば見返りも期待できるだろう」

「はい」

「しかし、仮に見返りがなくても、ウチで対応できるなら、そのご依頼を受けるべきだよね?」

「はい、医療機関のお役に立つことこそ、我々の存在意義だと思っています!」

「さすがは本田君だ。ただし、一旦引き受けた以上は、『やっぱり無理です』はNGだぞ!」

「重々承知しています。勢いだけでお受けしたら、かえってご迷惑をお掛けすることになりますし、ウチのイメージも失墜します」

「短期的な損得でコトを考えるのではなく、より中長期的な視点が必要だ。そういう視点を失えば、我々は生きていけない。しかし、それ以上に損得より善悪でモノやコトを判断するという軸を忘れない様にしようじゃないか!」

「はい!」


ひとりごと

営業の世界に身を置いていると、どうしても短期の数字に目を奪われがちになります。

しかし、中長期の視点を持つことを忘れてしまえば、損得だけで物事を判断するようになってしまいます。

大事なことは、損得より善悪で判断する視点です。

それを忘れてしまえば、どんな企業も永続は不可能でしょう。


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第2445日 「症状」 と 「投薬」 についての一考察

今日のことば

原文】
虚実強弱を弁じて、而る後、剤投ず可し。時世習俗を知って、而る後、政施す可し。〔『言志録』第179条〕

【意訳】
薬を与える場合には、その人の体質が虚弱であるのか、強壮であるのかをよく見定めた上で与えるべきである。同様に政治を行なう場合も、今の世の中の風俗や慣習をよく把握した上で手を打たなければならない。

【一日一斎物語的解釈】
患者の体質をよく把握して投薬すべきであるように、ビジネスにおいても、まず自社と競合の現状や市況をよく把握した上でマネジメントを行わねばならない。

今日のストーリー

今日の神坂課長は、石崎君が犯したミスについて叱責しているようです。

「お前、前にも同じことをしたじゃないか。なぜ、伝票を切る前に、数字をしっかり確認しないんだよ!」

「一応、確認したつもりなんですけど・・・」

「つもりだろうが何だろうが、結果的に同じミスをしたんだから、それはやってないのと同じだ!!」

「そう言われたら、何も言い返すことはできません」

「そりゃそうだ。言い訳を聞いたところで、お互いに何のメリットもないからな」

「はい・・・」

「それで、今後はどうするんだよ?」

「はい、これからはしっかり確認します。二度と同じミスはしません!!」

「頼むぞ!」

「神坂君」

ここで佐藤部長が声を掛けたようです。

「ちょっと、いいかな?」

神坂課長は佐藤部長の部屋に入って行きました。

「同じミスを繰り返す部下に対して、次はしっかりやれと指示するだけでは宜しくないんじゃないかな?」

「はぁ」

「なぜ、こういうミスが起きたのか。それを色々な角度から考えてみる必要があるのでは? もちろん、石崎君自身にも考えさせないといけないしね」

「たしかに、そうですね。ただ、気合入れろ! はい、気合を入れます! なんて問答では、また同じことになりかねませんね」

「うん。発伝をしたのは、事務員さんよね。石崎君だけでなく、担当の事務員さんとも一緒に具体的な対策を考えた方が良いんじゃないかな?」

「そうですね。今回のミスの根本原因を探って、そこに具体的な対策を打つ必要がありますね。事務の鶴見さんにも入ってもらって打合せをします」

「万病に効く薬はない。名医と呼ばれるドクターは、患者さんの様々な病気の因子を探って、最適な薬を投与するよね」

「仰るとおりです。もう少しで藪医者ならぬ、藪上司になるところでした。さっそく、石崎と鶴見さんと打ち合わせをします!!」


ひとりごと

トラブルの再発防止を図る際、意外と「二度としません!」・「次はちゃんとやります!」という言葉だけを頼りにするケースが多いのではないでしょうか?

これでは、寝坊した人の再発防止策として、「目覚まし時計の数を増やします」という愚策を承認するようなものです。

寝坊の原因は目覚ましの数ではないでしょう。

なぜ、寝坊したのか? 

睡眠時間はしっかりと取れているのか? 

ストレスで眠れないということはないのか?

あるいは、夜遊びが原因ではないのか?

様々な要因を把握して、適切な策を講じなければ、胃潰瘍が原因の腹痛に頭痛薬を出すようなもので、症状が改善されるはずはありません。


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第2444日 「生活」 と 「成果」 についての一考察

今日のことば

原文】
(くに)を為(おさ)むるの道は、教養の二途に出でず。教は乾(けん)道なり父道なり。養は坤道であり母道である。〔『言志録』第178条〕

【意訳】
国を治める道は、教化と民生(民の生活を安定させること)の二つ以外にはない。民を教化することは天の道であり父の道である。民の生活を安定させることは地の道であり母の道である。
【一日一斎物語的解釈】
組織マネジメントの要諦は、教育と生活の保証にある。家族経営に例えるなら、メンバーを教え導くのは父親的な手法であり、メンバーの生活を安定させることは、母親的な手法だといえる。


今日のストーリー

今日の神坂課長は、営業2課の若手を誘って、「季節野料理 ちさと」に来たようです。

石崎「課長、今日は何故誘ってくれたんですか?」

神坂「お前は野暮な奴だな。飯を食わせるのに、一々理由なんかないよ!」

梅田「さすがです!」

「いいね、梅田。お前みたいに素直に喜んでくれた方が俺も嬉しいよ」

「私も喜んでいない訳じゃないですよ。でも、何か裏があるのかなぁと」

「それが下衆だって言うんだよ! ところで、お前たち、ウチの給料はお前の同級生たちと比べてどうだ?」

「ちょうど真ん中くらいじゃないですかね。良くもなく、悪くもない感じです」

「そうか。じゃあ、少なくて生活ができないって訳でもないんだな?」

「今後、結婚をして子供が出来たらどうかはわからないですけど・・・」

「仮にも俺が結婚して、二人のガキを育てているんだから、心配ないだろう」

「あ、そうですね。こうやって、私達に奢ってくれる余裕もありそうだし」

「誰が奢るって言った?」

「えー、割り勘ですか?!」

「そんなわけないだろ。冗談だよ!」

「ビックリさせないでくださいよ!」

「お前、驚きすぎだろ。(笑) 実はな、組織マネジメントで重要なことは、社員の教育と生活の安定を図ることだ、と学んだんだよ」

「たしかに、私達がまともに生活できないようでは、仕事に身が入らないですもんね」
ちさと「神坂君は、ちゃんと私の生活の安定も考えてくれているんだね!」

ちさとママが料理を運んできたようです。

「そりゃそうだよ。この店は俺の大事なサードプレイスだからね。俺の生活のバランスも崩れちゃうからさ」

「ありがとうございます!」

「そういうことだから、お前たちもこの店を使ってくれよな。ちさとママはきっとお前たちの良い相談相手にもなってくれるだろうしな」

「はい! 微力ながらご協力させて頂きます!!」


ひとりごと

組織の長は、自分の組織のメンバーの教育を担うのは当然のことですが、もうひとつ生活の安定にも努めるべきだ、と一斎先生は言います。

プライベートの問題ですから、立ち入るのは難しいことではありますが、仕事にも影響することですので、状況把握に努めるべきなのかも知れません。

いずれにしても、家庭の安定と仕事の成果は直結するものです。

よいパフォーマンスを求めるなら、できる範囲で生活の安定にも心を配るべきなのでしょう。

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第2443日 「君」 と 「師」 についての一考察

今日のことば

原文】
聡明睿智にして、能く其の性を尽くす者は君師なり。君の誥命(こうめい)は即ち師の教訓にして、二無きなり。世の下るに迨(およ)びて、君師判る。師道の立つは、君道の衰なり。故に五倫の目、君臣有りて師弟無し。師弟無きに非ず。君臣即ち師弟にして、必ずしも別に目を立てず。或ひと朋友に師弟を兼ぬと謂うは悞(あやま)れり。〔『言志録』第177条〕

【意訳】
聡明叡智であって本性をいかんなく発揮できるのは君主と師匠としての性格を兼ね備えた人物である。君主の言による命令は、そのまま師の教えでもあって、別のものではない。後世になると君主と師とが分れてしまった。師の道が立つということは、君主の道が衰微したことになる。それ故に五倫の徳目には君臣の義はあっても、師弟については触れられていない。師弟という関係がないのではなく、君臣の関係が即ちそのまま師弟の関係を意味しており、あえて別に立てる必要がなかったからである。ある人が朋友の関係が師弟関係を兼ねると言っているが、大きな間違いである。

【一日一斎物語的解釈】
儒学の教えの中に五倫(君臣の義、父子の親、長幼の序、夫婦の別、朋友の信)がある。この中に師弟関係の記載がないのは、かつては君主が師匠の役割を兼ねていたからである。つまり、人の上に立つ者は、人を指導するだけでなく、人間力を磨いて人の鑑とならなければならない。


今日のストーリー

今日の神坂課長は、佐藤部長の部屋に居るようです。

「以前、サイさんから孟子の言う五倫の中に師弟関係がないのは、元々君臣の関係が師弟関係を兼ねていたからだ、と一斎先生は理解していたんですね」

「うん。ところが時代が経つにつれ、君臣の関係が師弟関係と呼ぶには大きくズレてきたんだろうね」

「はい。ただ、多くの学者さんは、朋友の関係の中に師弟関係が含まれると解釈しているらしいですね」

「うん、もちろんどちらが正しいということは決められないんだろうけどね」

「部長は、やはり一斎先生の意見を尊重しますか?」

「そうだね。一斎先生に私淑している私としては、そういう読み方をしてしまうね」

「私も、師弟関係が友人の関係に置き換わるというのは、肚に落ちにくいですね」

「やはり、上司は師であれ、という方が良いよね」

「はい。それにその方が自分としては、身が引き締まりますしね」

「私もこの言葉に初めて触れたときには、同じように感じたよ」

「だいたい、上司と部下が友達のような関係になったら駄目ですよ。それじゃ、肝心な時に厳しい指導ができないじゃないですか!」

「ははは、そうだね。上司や師は、どこかに威厳のようなものがないとね」

「たしか『論語』に、『其の身ただしければ、令せずして行なわれ、其の身正しからざれば令すと雖も従わず』とありました。わが身を正して、尊敬される上司でなければ、指示をしたところで聞いてもらえないと思うんですよね」

「だから、我々は学び続けなければいけないんだね」

「私がこうして学ぶことを覚えたのは、部長のお陰です。私にとっての部長がそうであるように、メンバーにとって私が尊敬に値する上司になれるよう精進します!」

「私も神坂君が後ろからすごい勢いで追いかけてきてくれるから、学ぶことを止めることができないよ」

「では、そのまま逃げ続けてください。ずっと追いかけ続けますから!」

「『壮にして学べば、則ち老いて衰えず』だね」

「そうでした。なんとか衰えない老年期を迎えます!!」


ひとりごと

現代は縦型の組織ではなく、フラットな組織が理想だとされます。

たしかに、上司が怖くて逆らえないというのでは、いけません。

しかし、やはり下の者が上位者を尊敬できる環境が理想的なのではないでしょうか?

あくまで強制ではなく、自発的にメンバーがリーダーを見習う。

そんなリーダーを目指しましょう!


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第2442日 「党」 と 「衰」 についての一考察

今日のことば

原文】
方は類を以て聚(あつま)り、物は群を以て分(わか)る。人君は国を以て党を為す者なり。苟くも然る能わざれば、下各おのの自ら相い党せん。是れ必然の理なり。故に下に朋党有るは、君道の衰なり。乱の兆なり。〔『言志録』第176条〕

【意訳】
善い方向に向かう者は善い者同士集まり、悪い方向に向かう者は悪い者で集まる。すべて善い者は善い者ばかり、悪い者は悪い者ばかり、群をなして分かれる。君主は国民をひとつにまとめている。かりにもそのように出来なければ、民は勝手気ままに徒党を組むようになることは、当然の理であろう。つまりは民が党派を組んでいるようでは、君主の道が衰え、国が乱れる前兆であるといえよう。

【一日一斎物語的解釈】
人間は同じ傾向をもった者同士で徒党を組みやすい。経営トップは組織をひとつにまとめるべきであるが、下にいくつもの派閥が出来ているようでは、経営は首尾よくいかず、企業は衰退の道を辿ることになる。


今日のストーリー

今日の神坂課長は、大累課長とランチに出掛けたようです。

「しかし、政治の世界というのは、結局派閥の争いなんだな」

「そうみたいですね。でも、政治だけでなく、大手企業も同じみたいですよ」

「あぁ、Y社か?」

「はい。今、Y社は会長派と社長派に分かれて血みどろの抗争を繰り広げているらしいですから」

「ヤクザ組織みたいな言い方をするな。一応、あそこは医療機器屋だぜ」

「そうですけど、何人もの管理職が首を切られていますからね。企業でクビを言い渡されるのは、死に等しいじゃないですか」

「そんなことはないと思うけどな。人間、生きていくだけなら、なんとでもなるんじゃないか?」

「相変わらず神坂さんは呑気ですね」

「悪かったな!」

「この状態が続くと、さすがのY社も存続の危機に陥るんじゃないかという噂がまことしやかに流れていますね」

「Y社が倒れたら、この地域の業界地図は一気に変わるなぁ」

「粛々と準備だけは怠らないようにしておきましょう!」

「しかし、対岸の火事だと思わずに、自分に矢印を向ける必要もあるんじゃないか?」

「ウチは派閥なんて皆無じゃないですか」

「そうか? 営業部は佐藤部長、総務部は西村部長が仕切っている。佐藤派と西村派の対立なんてのが起こるかもよ」

「あの二人、めちゃ仲が良いじゃないですか。絶対ないですよ!」

「確かにそうだな。俺はその二人とよく旅にも行っているしな」

「それより、神坂さんの営業2課は大丈夫ですか? 山田派と本田派に分かれているとか?」

「ない、ない。ウチはみんな仲が良いよ。何て言ったって、課長が人格者だからな」

「・・・」

「なんだよ、何か言えよ!」

「たしかに、自分の下で派閥争いをしているような組織は長続きしないでしょうけど、まったく自分を理解していないトップの率いる組織もかなりヤバイんじゃないですかね」

「そのとりだ大累。お前はそういう傾向があるから気をつけろよ!」

「ダメだこりゃ・・・」


ひとりごと

孔子の弟子は三千人居たと言われます。

その弟子たちは孔子の下に平等で、派閥争いをするようなことはまったくありませんでした。

三人の高弟、顔回、子路、子貢はともに仲が良かったことが、『論語』を読むと理解できます。

ところが、孔子の死後、子夏、子張、子游、曽子といった弟子たちは、互いに自分こそが孔子の教えを継ぐものだと言い合い、派閥が生まれます。

儒学者然りですから、一般の組織においては、派閥が生まれやすいのも当然です。

上に立つ人は、そのことをよく理解して、人格の陶冶に勤しむべきでしょう。


habatsu

第2441日 「分」 と 「安」 についての一考察

今日のことば

原文】
世に小人有るも亦理なり。小人は小知すべく、不賢者は其の小なる者を識るす。是れ亦天地間是の人無かる可からず。或いは謂う。堯舜の民、比屋(ひおく)封ず可しとは、則ち過甚だし。但だ唐虞の世、小人有りと雖も、(こうこう)として自得し、各おの其の分に安んずるのみ。〔『言志録』第175条〕

【意訳】
世の中に小人物がいるのにも理由がある。小人物は知識が乏しく、愚者は小人物を知って助け合うものだ。世の中にはこうした小人物も必要である。ある人は「堯舜の時代の人民は皆大名に封ずることができるほど立派であった」と言うが、これは大きな誤りである。堯舜の時代には、小人物があっても、みな広大自得しており、各人が自分の分を知り、そこに安んじていたのである。

【一日一斎物語的解釈】
会社の中にはやや能力が劣る者もいるが、彼らの存在もまた重要なのだ。「ウチの会社には優秀な人材が少ない」と嘆く者があるが、これは大きな間違いである。皆が優秀にみえる組織というのは、上に立つものが立派で、下にいる者は上長を尊敬し、自分の役割をしっかりと果たしている組織なのだ。


今日のストーリー

今日の神坂課長は、元同僚西郷さんが主査する読書会に参加した後、西郷さんと二人で一杯やっているようです。

「今日初めて参加した夏井さんという人は、すべて矢印が相手に向いている印象でしたね」

「あの人はまだマネージャーに成りたてで、意欲が空回りしているんじゃないのかな」

「今日のサイさんは、かなりあの人の事を意識して話をしていましたよね?」

「うん。ただ、あまり響いてはいなかった気がするね」

「私もそう感じました。自分の部下はみんな能力が低くて、自分はツイていないなんて、どうしてあんなことが言えるんですかね?」

「その人たちがいなければ、その組織は成り立たないのにね」

「だいたい、メンバーが各自の役割をしっかりと果たすような組織には、かならず優れたリーダーがいるはずです。彼は暗に自分が暗愚なリーダーだと認めてしまっているんですよ」

「しかし、それには気づいていなかったね」

「普通なら、自分みたいな未熟なリーダーについてきてくれるメンバーには、感謝こそすれ、あんな馬鹿にしたような言葉は吐けませんよ」

「人にはそれぞれに分がある。高い能力を持つ人もいれば、それほどでもない人もいる。でも、そういう人たちがお互いに助け合いながら、一つの目標に向かって進んで行くのが組織だよね」

「はい、そしてリーダーはそれぞれのメンバーが働きやすい環境づくりを常に意識すべきなんです!」

「神坂君、立派になったね」

「あ、たしかに昔の私は、どちらかといえば、夏井さんタイプだったかなぁ・・・」

「残念ながら、否定はできないな」

「サイさん!(笑)」

「夏井さんはこれからも参加してくれると良いんだけどね。マネジメントなんて、自分の思い通りにいかないことの方が多いことを知って、この読書会での学びを活かしてもらえたら嬉しいんだけどね」

「自分の事になると感情的な話し方をする人でしたけど、他の人が話しているときは、けっこううなずきながらメモも取っていましたよ」

「うん、そこに望みがあると思ったんだよ」

「大企業に勤めている人だし、優秀な方だと思うんですよね。だからこそ、サイさんの言葉から真摯に学んで、成長して欲しいですね!」


ひとりごと

人には生まれつきの能力の違いがあります。

これを分と言います。

組織とは、そうした様々な分を持った人が集まって出来上がっています。

その人たちは偶然にそこに集まったのではなく、必然としてそこにいるのです。

だからこそ、リーダーは各自の長所にスポットを当て、互いに助け合い、成長する組織をつくるべきなのです。


shikaru

第2440日 「コロナ克服」 と 「次の一手」 についての一考察

今日のことば

原文】
国家の食貨(しょっか)に於けるは遺策(いさく)無し。園田・山林・市廛(してん)を連ね、尺地の租入を欠く無く、金・銀・銅並に署を寘(お)きて鋳出(ちゅうしゅつ)す。日に幾万計なるを知らず。而るに当今上下困幣して、財帑(ざいど)足らず。或いは謂う、奢侈の致す所なりと。余は則ち謂う、特に此れのみならずと。蓋し治安日久しきを以て、貴賤の人口繁衍(はんえん)し、諸)を二百年前に比ぶるに、恐らくは翅(ただ)に十数倍なるのみならず。之を衣食する者、年を逐(お)うて増多し、之を生ずる者給せず。勢(いきおい)必ず此に至る。然らば則ち困幣(こんへい)(か)くの如きも、亦治安の久しきに由(よ)る。是れ賀す可くして歎ず可きに非ず。但(た)だ世道(せどう)の責有る者、徒らに諸を時運に諉(ゆだ)ねて、之を救う所以の方(ほう)を慮(おもんばか)らざる可からず。其の方も亦別法の説く可き無し。唯だ之を食う者寡く、之を用うる者舒(じょ)に、之を生ずる者衆(おお)く、之を為(つく)る者疾(しつ)にと曰うに過ぎず。而して制度一たび立ち、上下之を守り、措置宜しきを得、士民之を信ずるに至るは、則ち蓋し其の人に存す。〔『言志録』第174条〕

【意訳】
国家の食糧と貨幣に関しては手落ちがあってはいけない。田畑・山林から市場に至るまで、少しの土地でも租税の滞納はなく、金貨・銀貨といった貨幣については造幣局を設けて鋳造しており、その額は毎日幾万円になるか計り知れない。その割には人民は上も下も困窮しており、財貨は不足している。ある人はこれは贅沢のし過ぎであると言う。私はそれだけではないと思う。私が思うには、泰平が久しくなり、人口も増加し、二百年前に比べれば十数倍となっている。衣食を必要とする人民は年々増加するが、供給する者の数は増えていないのであるから、こうなるのは当然のことである。そう考えれば人民が困窮しているのは、泰平の世が長く続いたからであり、喜ぶべきであって、嘆くことではない。ただし、国を導く者は、それを時に任せているだけでは駄目で、救済する方法を考えねばならない。その方策も特別な事ではなく、『大学』にあるように、「働かずに食らう者を減らし、物品使用を節約させ、生産者を多くし、生産のスピードを早めること」である。こうした制度を成立させ、人民がよくこれを守り、その措置が義に沿ってなされ、人民がその制度を信頼するようになるのは、ひとえに人君の双肩に懸かっているのだ。

【一日一斎物語的解釈】
日本は世界一の高齢社会となっている。高齢者は益々増え、それを支える労働力は年々減少していく。国家はもちろん、企業経営者もこれに対して手をこまねいているだけでなく、対策を講じるべきである。ただしその対策は、特別な対策である必要はなく、収支をよく見極め、仕事の効率化を図ることを考えればよい。働く仕組みを作り、社員は幹部から一般職にいたるまでみなそれを適切に遵守し、その仕組みを信頼している状態を築きあげるのは、リーダーである経営者の仕事である。


今日のストーリー

今日の神坂課長は、川井副社長に呼ばれたようです。

「おぉ、神坂。忙しいところ済まないな」

「川井さん、どんなご用件ですか?」

「第5波もほぼ収束して、そろそろ人類も新型コロナウィルス感染症を克服しつつあると見ていいだろう」

「第6波は来ませんか?」

「それはコロナ次第だ。新たな変異株が蔓延するようなことがあれば第6波はやってくるだろう。しかし、ワクチン効果もあり、水際でしっかりと防ぎ切れれば、第6波は来ないかも知れないぞ」

「ということは、いよいよ本格的に経済を回すときが来たんですね」

「今回のパンデミックを受け、国は第8次医療計画で、5疾病5事業に感染症医療を加えて5疾病・6事業を重点的項目とするそうだ」

「新聞で読みました」

「しかし、これは国に任せておけばよいという問題ではない。企業側でも次のパンデミックに備えて、手を打つ必要がある。我々も今回のCOVID-19から多くのことを学んだはずだ」

「はい、オンラインでの会議やセミナーが増えましたし、オンラインでの営業もかなり浸透しました」

「大企業では、出張費が抑制できたことで、かえってコロナ前より利益が出ているところもあるらしい。この流れは、収束後も変わらないだろう」

「そうでしょうね」

「そこで、我々も今一度、社内のすべての仕組みを見直す必要を感じている。まずは入るを量りて出ずるを制すだ。営業側でのコストの中身をよく見直して、無駄なものは省いて欲しい。佐藤にはもう話はしてある。コストの見直しについては、お前を主担当とする」

「私が無駄遣いが多いからですか?」

「ははは。そうなのか? しかし、そういうことではない。佐藤には、Web商談の仕組み導入という別のミッションを与えているんだ

「なるほど」

「我々中小企業は、今後ますます若い労働力の確保が難しくなる。そういう中でより効率的な仕事をすることが生き残るためにも必要なんだ」

「無駄を省き、新しい技術を導入して、今まで以上に効率的に成果を上げる必要があるんですね?」

「そのとおりだ。ぜひ、お前らしい視点で、コストの見直しに着手してくれ!」

「承知しました!!」


ひとりごと

新型コロナウィルス感染症の第5波は収束に向かっています。

この先も予断は許しませんが、しかし、人類は確実にこの新しい感染症を克服しつつあります。

そろそろ本格的に目の前の仕事に着手すべき時です。

しかし、その前に今一度、今回のパンデミックが教えてくれたことを冷静に振り返り、今後に活かすための仕組みづくりを行う必要もあるでしょう。


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